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インゲンかさ枯病

データ作成年月日:2020/1/31

写真1(HK)

▲発生の様相

写真2(HK)

▲葉の表面の症状

写真3(HK)

▲葉の裏面の症状

症状(診断)

 発芽直後の子葉、本葉に発生する。葉では、初め周縁部に黄緑色帯のある赤褐色の小斑点を生じる。多数の斑点ができた場合、葉がゆがむことがある。莢では、周辺部が赤みを帯びた濃緑色円形斑点ができる。

発生の仕組み

 病原:細菌 シュードモナス シリンゲ pv.ファセオリコラ
 病原細菌は、種子伝染するほか、罹病植物の残さに残って土壌中で生存する。病原細菌は降雨や風によって運ばれ、作物へ感染する。

防ぎ方

 種子伝染するので、無病の圃場から採取した種子を使用する。6月以降風雨の多い時発生が増加する。罹病株を圃場周辺に放置しないことが重要。発病した場合、早めに以下の薬剤を散布する。病気に対する抵抗性は、金時系品種は感受性で、手亡系品種は抵抗性であり、「大福」の抵抗性は中間程度である。
 サヤインゲンでは、ドイツボルドーDFが利用できる。インゲンマメでは、カスミンボルドー、Zボルドー、クプラビットホルテ、ドイツボルドーDF、ドイツボルドーA、コサイド3000などの銅剤が利用できる。

 注.2003年の改正農薬取締法施行にともなって、豆類(未成熟)(さやいんげん、えだまめ、さやえんどう、実えんどう、未成熟そらまめ、未成熟ささげ、未成熟ふじまめなど)という作物群が登録対象として設定された。一方、いんげんまめ、だいず、えんどうまめ、そらまめ、豆類(種実)のみに登録されている薬剤はこれらの豆類(未成熟)には使用できない。

ご注意

文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法(使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など)をご確認ください。

農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。

農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。

本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。

病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。