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医・食・農一体の取り組み
〜京都大原記念病院との連携が生んだグリーン・ファーム・リハビリデーション®〜
「グリーン・ファーム・リハビリデーション®」2017〜2018年の軌跡
2017年度のリハビリ農園
「グリーン・ファーム・リハビリテーション®」へと正式に命名された2017年度。3月には施設に通う高齢者数名とジャガイモの種イモの植え込みから農園の1年は始まりました。
2017年度の栽培日記
- 2017年4月〜まずは菜園周りの景観に花を植える〜
- 2017年5月〜支柱の向きや植え付け位置を工夫、マメ類はリハビリ農園に向く〜
- 2017年6月〜地元特産赤シソも農作業リハビリで活躍〜
- 2017年7月〜多くの人を引き寄せる菜園の魅力〜
- 2017年8月〜グループ内施設で収穫物を活用、インゲンを再度播種〜
- 2017年9月〜秋冬野菜に切り替え、秋のイベントに向けて〜
- 2017年10月〜車イス患者向けにプランター栽培を試す〜
- 2017年11月〜農作業プログラムに高い関心〜
- 2017年12月〜厳寒期に室内でできる作業〜
- 2018年1月〜冬野菜はほぼすべて病院内で活用〜
- 2018年2月〜作業療法士、管理栄養士さんの意見も入れ次作品目を選定〜
- 2018年3月〜農作業プログラムに高い関心〜
- <2017年栽植図>
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圃場縮尺図
2017 春夏計画(前半)
2017 春夏計画(後半)
※エダマメ・トウモロコシはイチゴ・エンドウ終了時に追加した(6月2日)2017 秋冬計画
- <2017年を回顧する>
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2017年度は前年をベースにほぼ同じ物が作付けされましたが、夏にはトマト・ピーマンの青枯れ病が発生し生育不良となってしまいました。また、台風被害も大きく作物へ影響しました。すべてがうまく生育とはいきませんでしたが、秋まきした春のマメ類収穫は、農作業リハビリで大活躍となりました。気候のいい春先は対象患者が多いにも関わらず、収穫が間に合わないほどに賑わうことになったようです。夏の最盛期にはキュウリが毎日収穫できこれらは連日病院食として供されました。
冬野菜もほぼすべて食材として使用できました。冬にはメキャベツの摘果作業を室内作業として実施するという工夫もあり、真冬時の農作業を室内に持ち込むなど、周年で作業を実施できるようさらなる工夫が必要です。
2017年度の「グリーン・ファーム・リハビリテーション®」は大きく前進。独自のスタイルが徐々に形作られてベースができてきたと思われます。
青枯れ病が発生したトマトやピーマン。青枯れ病に強い接ぎ木苗の使用や輪作などの対策が来期は必要。 老健施設の売店併設テラスに設置されたトマトの空中栽培は、売店利用者の目を楽しませたが、管理や数の設置が難しい。 2017年2月に開催された京都大原記念病院様の公開講座の様子。 11月の公開講座ではタキイ、京都大原記念病院、京都府立医大との連携で「グリーン・ファーム・リハビリテーション®」と命名された農作業によるリハビリテーションの概念が発表された。