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栽培基礎講座

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一般的なポイント 作り方のポイント 1・2年生草花一覧表


1〜2年生草花
葉牡丹(ハボタン)
まく時期:7月下〜8月上旬(関西地方標準)
観賞期:11月上旬〜2月
花の色:白、紅色
用途:花壇、鉢植え、切花
耐寒性:強い
ヨーロッパ原産のアブラナ科に属する草花で、耐暑性と耐寒性があり、冬花壇材料として欠かせられないばかりか、花の最も少ない冬の鉢植え、切花としても最適です。他の草花に比べ、花の色は紅、白の2色で種類は少ない。




種類と品種
キャベツに似て葉が丸く軽く波打つ大阪丸葉系、細かく波状にちぢれるちりめん系、葉に切れ込みが入る切葉系、草丈が伸びる高性系それぞれに多数の品種が発売されています。
大阪丸葉系 F1つぐみ F1はと F1たか2号
ちりめん系 F1すずめ F1かもめ F1ちどり
切葉系 F1くじゃく F1さんご F1かんざし
高性系 F1晴姿 F1初夢 F1初紅 F1冬紅 F1バイカラートーチ 瀬戸系

タネまき
タネまきの適期は、関東以西では7月20日〜8月1日がよろしい。特に一代交配種は生育が旺盛なので、早くまき過ぎると、中心部が盛り上がって失敗します。白たかの品種は、特にこのような傾向が顕著に現われるので、8月1日ごろにタネまきするようにしてください。
タネは箱まきとします。深さ7〜10cmの浅箱にゴロ土を入れ、7〜8mmにふるったまき土の表面を平らにし、約4cm間隔にまき溝を作り、これにタネとタネとの間隔が1cmぐらいになるようにします。覆土は細かい砂で、タネがかくれる程度にした後、たっぷり水をやります。
発芽するまでは上にヨシズを覆い、できるだけ涼しくしてやると、2〜3日で発芽しますから、直ちにヨシズを取り除いて徒長させないようにします。

移植
タネまきしてから7〜10日で本葉1.5〜2枚になるので、このころ12cm間隔に植え替えします。苗床で苗立ち枯れ病が出やすいので、排水をよくするとともに、植え替えてからオーソサイド500倍液か、ディクソン水和剤1、000倍液を潅注してやると効果があります。活着するまでの2〜3日は、ヨシズか寒冷しゃで日よけをし、活着後は朝夕の弱光に当て、次第に日光に馴らしてやります。

植え付け期
9月上・中旬ごろに(本葉10〜15枚)35〜40cmの株間に植え付けます。葉牡丹(ハボタン)は、10月下旬以後までチッソ肥料が効いているようでは、着色が遅くなるから、元肥は少なめにし(1平方メートル当たり化成肥料60gを標準)、生育の状態をみながら適量の追肥をします。

使い方
花壇には着色する11月ごろから植え付けますが、できるだけ根土をつけ、中心部は高く、周りを低くするように配植します。鉢植えにする場合は、11月下旬ごろ着色して形の整った株を選び、7〜10号鉢に紅・白組み合わせて3本を寄せ植えにします。鉢土は、排水のよい土を用い、植え付け後はタップリ水をやり、2〜3日は日陰に置き、冬季は強い寒さの当たらない、日だまりに置いてやると正月に美しい鉢物となります。
 

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