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よくあるご質問(Q&A)

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Q1ティフ・ブレアは外来種ですか?
Aティフ・ブレアは「センチピードグラス」唯一の種子系の改良種で、外来種です。(環境省では、外来種とは明治時代以降に導入されたものを中心に定義しており、しろクローバなども外来種です。)
Q2ティフ・ブレアは環境省の外来種リストに入っていますか?
A「センチピードグラス」はリストに入っておりません(H27.6月現在)。
また、環境省は平成27年3月、新しい外来種リスト「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」を発表しましたが、そこにも候補とされておりません。弊社としましては、ティフ・ブレアは侵略性の低い芝と認識しております。
Q3ティフ・ブレアを播けば、すぐに雑草はなくなりますか?
A雑草抑制効果により雑草は比較的少なくなりますが、なくなることはありません。雑草抑制効果を発揮するのは、施工後、しっかりと定着した後となります。また、ティフ・ブレアの雑草抑制効果は、雑草との競合が他の緑化植物との比較でより優位ではありますが、雑草を含めた周囲の植物をすべて根絶やしにするほどの強力な作用は期待できません。
Q4ティフ・ブレアが雑草を抑制する理由を教えて下さい。
Aティフ・ブレアはその草種名の由来ともなっているムカデ(センチピード)のように太い地上ほふく茎によって雑草の飛来種子の着地を防止し、アレロパシー効果によって雑草の侵入を鈍らせます。
Q5アレロパシーとは何ですか?
A他感作用といわれ、植物などから放出される化学物質によって、他の植物が何らかの作用を受ける現象で、ここでは雑草の侵入を阻害することを意味しています。
Q6目に見えないアレロパシーがティフ・ブレアに備わっているという根拠を教えて下さい。
Aティフ・ブレアを検体としてアレロパシー物質の同定試験を第三者機関に依頼した結果、平成16年3月にトリプトファン他数種類のアレロパシー物質が同定されています。
Q7ティフ・ブレアを定着させる方法を教えて下さい。
Aティフ・ブレアの特性をよく理解いただいた上で、既存の雑草があれば除草剤散布するなど播種床をしっかりつくります。適期に施工後、活着するまではかん水や除草などが必要です。詳細はお勧め商品ティフ・ブレアのコーナーを参考にして下さい。
Q8雑草抑制効果はどの位の期間、維持が可能ですか?
A定着して被覆完了後は、利用そして管理次第で、10年以上の維持が可能です。同じ株に見えても、ほふく茎の節から新しい株が生まれ、その特性は次代へとゆっくり受け継がれていきます。定期的に刈込むことによって分げつが促され、新しい株が生まれやすくなる場合もあります。
Q9ティフ・ブレアが生育できない場所はありますか?
A半日以上、日の当たらない場所やコケの生えているようなジメジメした土壌は避けて下さい。また、雑草も生育困難なほどの強い粘性土も避けます。基本的にティフ・ブレアは土壌適応性の幅が広い芝ですが、できる限り試験施工の実施をお勧めします。
Q10できるだけ安く、簡単・確実な施工方法を教えて下さい。
A面積当たりで最も安価な資材は種子ですが、確実性において劣る面があります。逆に張芝は成功率が高い反面、高コストになります。確実性の高さと低コストを完全に満たすことは困難ですが、ティフ・ブレアには種・苗・張芝・シートなど様々な商品があり、施工場所や設計コストに応じて選択して頂くことが可能です。
Q11ティフ・ブレアがよく使われる場所はどこですか?
A一級河川や道路、水田畦畔の法面が圧倒的に多く、また空港内や工場緑化などでも利用されます。強い土壌保持力や草刈労力軽減を求められる場所こそ、ティフ・ブレアの能力が発揮されます。
Q12ティフ・ブレアとセンチピードグラス普通種との違いを教えて下さい。
A普通種の越冬性や環境適応性を高めた改良種がティフ・ブレアです。強い越冬性は必要ないと思われる西南暖地であっても、トータルな耐久性(植物としての寿命)が更に高まります。また品種登録されているティフ・ブレアはその品種維持のため、普通種よりも高度な品質管理のもとで種子生産が行われています。日本においても、農水省の品種登録試験によって普通種との格差が確認されています。
Q13ティフ・ブレアと日本芝(ノシバやコウライシバなど)との違いを教えて下さい。
Aコウライシバはノシバやティフ・ブレアに比べて葉のキメが細かく観賞用としても多用されます。