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キュウリ

キュウリ緑斑モザイク病

データ作成年月日：2024/1/26

症状（診断）

新葉に初め黄色の小斑点を生じ、次第に明瞭なモザイク状の斑紋になる。特に、緑色部が濃緑になり、隆起してこぶ状になる。果実にも明瞭なモザイクを生じ、緑色部がこぶ状になって奇形化する。果実の症状は、モザイク病の場合よりも激しい。

発生の仕組み

病原：ウイルス　キュウリ緑斑モザイクウイルス（KGMMV）
宿主範囲はウリ科植物に限られる。
種子伝染、接触伝染、土壌伝染する。
極めて安定した性質を有するウイルスで、整枝・摘芯・収穫などの管理作業にともなう手による接触伝染やハサミ等に付着した汁液で伝染するので注意する。
汚染種子に注意するとともに、被害残さが圃場に残ると発生が増加するので注意する。

防ぎ方

健全種子を播種する。
第二次伝染を防ぐ実用的な手立てはないので、第一次伝染源である種子伝染と土壌伝染を防止した上で、発病株の早期発見に努めて、発病株は除去して処分する。

ご注意

文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法（使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など）をご確認ください。

農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。

農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。

本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。

病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。