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野菜
病害虫・生理障害
ダイコン
ホウ素欠乏
データ作成年月日:2006/01/01
症状
褐色芯腐れ症ともいう。根部の肥大が悪く、肌ツヤ、形が悪くなって表皮に亀裂が入り、内部は水分の少ないスが入ったり芯部が褐色になる。ダイコン・カブなどは、ホウ素欠乏が発生しやすい作物。
原因
ホウ素の水溶解度は土壌pHで大きく変化する。酸性土壌ではホウ素は水に溶けやすい。この時に降雨や潅水が多すぎると土から流亡してしまい、欠乏症の原因となる場合がある。反対にアルカリ土壌では不溶性となり、これも欠乏症の原因となる。また土壌が乾燥しすぎても発生しやすい。
対策
ホウ素の施用が有効。過剰症の出やすい要素でもあり、施用は慎重に、土壌の乾燥を抑え、pHを適正に管理する。
ご注意
生理障害は、一般には肥料要素の欠乏または過剰により発生しますが、その原因に関しては、単純にその要素のみが欠乏または過剰の場合以外にも、他の肥料要素の多少が影響して起こる場合や、土質やpHなどの土壌条件が影響する場合、温度や水分など気象条件が影響する場合など、さまざまな環境条件が重なって発生している場合が多く、簡単には特定できないことが多々あります。
従って、その対策を講じる場合は、土壌分析を行うなど圃場の土壌条件を把握した上で行うようお願いします。
また、症状が生理障害に類似した病虫害もあり、生理障害との区別が難しい場合があります。詳しくは、農協や公共の指導機関にご相談ください。