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写真１、写真２は完全培地からカリウム欠如培地に移したナス。下位葉から不規則な不正形の白斑が生じる。作物のカリウム欠乏症状には２種類ある。葉縁から黄化、枯死する症状と、写真のような不正形の白斑症状で、両者がともに発生することもある。

土耕では粘土鉱物中のカリウムも溶出してくるため、カリウム施肥を忘れていてもこうした症状は出にくい。ただ、果実肥大期には果実に大量のカリウムが移動するため、果房周辺の葉から欠乏症状が発生する。

土壌や作物体の分析ができればよいが、できないときは、塩化カリウムの1〜2％液を葉面散布して判断する。カリウム不足だと症状が回復する。

カリウムの施肥。果菜類のカリウム要求量は大きい。少なくともチッソと同量以上のカリウム施用が望ましい。