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芯葉〜上位葉の葉先が枯死し、褐色になる芯枯れ状態になる。写真はカルシウムを欠如した水耕栽培して5日後の症状、新葉が黒く枯死している。欠乏症の発生が非常に速い。

カルシウムの欠乏症で、土壌中で絶対量が不足して発生することは少ないが、土壌中のチッソやリンの過剰により吸収バランスを崩して発生することがある。この場合、土壌中にカルシウムがたくさんあっても発生することがある。また夏場に発生しやすく、品種間差も大きい。

カルシウム欠乏は植物体の先端付近で発生する。そのためシュンギクの場合は芯葉部で発生することが多い。被害を受けた部分が黒く壊死することが特徴である。

塩化カルシウムなどの葉面散布で回復することもあるが、完全な効果はなく、また水分を切らさないようにすることも大切である。養分集積が原因の場合は即効的な方法ではないが、減肥などを行い養分集積の解消に努める。