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初め葉緑がモザイク状で淡黄色に変わり、後に縦長の黄色斑が入り、紡錘状の斑入りなどさまざまな症状を呈する。症状の激しい株では、葉がへん平になり波打って奇形を呈する。株は萎縮し、地上部の生育は停止し、鱗茎の肥大が悪くなる。また、株全体が黄化して葉が細くなり、分げつを生じるものもある。
症状は春、秋季には鮮明であるが、夏、冬季には不鮮明となる。

病原：ウイルス　シャロット黄色条斑ウイルス（SYSV）
宿主範囲は狭く、スイセン・タマネギ・ニラ・ラッキョウ・ネギ・ノビルなどを侵す。
タマネギ苗圃周辺の保毒ネギ属植物から、モモアカアブラムシ・キビクビレアブラムシなど10数種のアブラムシによって伝搬される。
土壌伝染・種子伝染・接触伝染はしない。

アブラムシの飛来により発生する。苗床におけるアブラムシの飛来をシルバーマルチや寒冷紗被覆などで防止するか、苗床を圃場から隔離した場所に設置する。罹病株は除去し、殺虫剤によりアブラムシを防除する。