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蛾の仲間（蝶も蛾の仲間である）。幼虫が食害する。
老齢幼虫の体色は緑色で、体長３センチ（写真1）。葉表に多い。若齢幼虫はツヤツヤした黄色で、体長３〜５ミリ。葉裏に多い。
卵は葉裏に産みつけられ、黄色でラグビーボールのような形（写真2）。

葉に大きな穴があき、多発すると葉脈を残して葉が食い尽くされる（写真3）。

春〜秋に西日本・東日本では５〜８回、北日本では２〜４回発生する。
夏には天敵の活動が活発なため発生は少ない。
キャベツ・ハクサイ・ダイコンなどのアブラナ科野菜で発生する。

野菜類に登録のあるエスマルクDF、デルフィン顆粒水和剤などのBT水和剤、スピノエース顆粒水和剤、ディアナSCなどを散布する。
家庭菜園ではサンサンネットなどの被覆資材を被せて成虫の侵入、産卵を防ぐ。

注．2003年の改正農薬取締法施行にともなって、非結球あぶらな科葉菜類（こまつな、のざわな、みずな、チンゲンサイなど）という作物群が設定された。ここでは原則として、非結球あぶらな科葉菜類または野菜類全般に使用できる登録薬剤（作物によって使用時期、処理量などが異なる場合がある）を示した。