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黒斑病：外葉に淡緑褐色ないし褐色で、中心部に同心円状の黒褐色輪紋のあるやや大型（径２〜10mm）の円形病斑を形成する。黒すす病：初め黒色輪紋が現れるが、後に全面が黒色になる。

病原：糸状菌（かび）
　黒斑病　　アルタナリア　ブラシカエ
　黒すす病　アルタナリア　ブラシコラ
アルタナリア属菌の感染で発生する。黒斑病と黒すす病で病原菌の種類は異なる。病原菌は、感染発病後、罹病葉上で生存し、胞子を形成して伝染する。

種子伝染する。種子は消毒済み種子を利用する。セル苗では子葉への感染を認めたら、除去するか早めに薬剤散布し蔓延を防止する。育苗時は、潅水すると胞子が飛散して被害を大きくするので底面給水とする。
黒斑病には、アミスター20フロアブル、ファンタジスタ顆粒水和剤、シグナムWDG、カンタスドライフロアブルの散布が、黒すす病にはポリオキシンAL水溶剤の潅注処理が利用できる。