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収穫時のニンジンの表面に黒色小斑点が生じ、調整、出荷中において病斑が拡大して、黒色すす状の大型病斑になる。市場流通過程で発生することが多く、感染したニンジンを出荷すると、流通過程において、ニンジン表面に、円形、楕円形の黒色すす状の病斑が生じることがある。収穫されたニンジン表面に病原菌休眠胞子を接種すると、適温条件下において、２〜３日で感染、病斑が形成される。

病原：糸状菌（かび）
　ティエラビオプシス　バシコーラ
　ティエラビオプシス　ティエラビバシオイデス
病原菌は、土壌伝染性病原菌で、厚膜胞子を形成して土壌中に長期間生存する。
病原菌の生育適温は、20〜25℃。

加湿な畑で発生が多いといわれている。
発生すると、休眠胞子が土壌中に残り被害が増加する。
収穫後のニンジン洗浄時の傷から発生することが多い。