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病害虫・生理障害
エダマメ
エダマメ萎凋病
データ作成年月日:2024/1/26
症状(診断)
7〜8月にかけて発生する。葉の葉脈間から褐変し、やがて茎葉が萎凋、枯死する。被害が大きい場合、株が枯死することがある。茎・葉柄・分枝・根の維管束が褐変する。
発生の仕組み
病原:糸状菌(かび) バーティシリウム ダーリエ
罹病植物体内に微小菌核を形成し、土壌中の微小菌核が生存して感染源となる。ダイズを栽培して発病を繰り返すと、土壌中の菌核密度が高くなり、栽培できなくなる。
発病適温は20〜25℃(土壌)。比較的冷涼な地域で発生しやすい。
防ぎ方
連作により多発する。発病圃場ではエダマメ・ダイズの栽培を避ける。
注.2003年の改正農薬取締法施行にともなって、豆類(未成熟)(さやいんげん、えだまめ、さやえんどう、実えんどう、未成熟そらまめ、未成熟ささげ、未成熟ふじまめなど)という作物群が登録対象として設定された。一方、いんげんまめ、だいず、えんどうまめ、そらまめ、豆類(種実)のみに登録されている薬剤はこれらの豆類(未成熟)には使用できなくなった。ここではえだまめまたは豆類(未成熟)に登録のある薬剤を示した。
ご注意
文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法(使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など)をご確認ください。
農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。
農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。
本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。
病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。