やさい症状診断(病気・害虫)

ナス科(トマト・ピーマン・ナス)
アザミウマ類

【トマト】ヒラズハナアザミウマによる果実の被害(白ぶくれ症状)
【トマト】アザミウマ類による葉の被害
【ピーマン】ミナミキイロアザミウマによる果実の被害
【ナス】ミナミキイロアザミウマによる果実の被害
ミカンキイロアザミウマ・成虫
ヒラズハナアザミウマ・幼虫

<被害の特徴>

■ミナミキイロアザミウマ
幼虫:黄色、体長1mmで細長い。
成虫:オレンジ色、体長1mmで細長い。
■ミカンキイロアザミウマ
幼虫:淡黄色、体長1〜2mmで細長い。
成虫:黄褐色、体長2mmで細長い。
■ヒラズハナアザミウマ
幼虫:淡黄色、体長1〜2mmで細長い。
成虫:黒褐色、体長2mmで細長い。

成虫、幼虫ともに葉から汁を吸う。ミナミキイロアザミウマは葉脈沿い、ミカンキイロアザミウマは葉脈間に多い。吸汁された部分は褐色に変色し、多発すると葉全体が褐色になる。ピーマンやナスではミナミキイロアザミウマは果実に傷をつけ、褐色に変色する。トマトではミカンキイロアザミウマやヒラズハナアザミウマの産卵により果実が白くふくれる「白ぶくれ症」が見られる。ウイルス病を媒介し、トマト黄化えそ病(TSWV)の被害が大きい。

<発生生態>

【主な発生時期】
■ミナミキイロアザミウマ:7〜9月
■ミカンキイロアザミウマ:5〜6月、9〜10月
■ヒラズハナアザミウマ:5〜6月、9〜10月
いずれもハウスでは周年発生する。

さまざまな野菜、花で発生する。

発生カレンダー

ミナミキイロアザミウマ

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

ミカンキイロアザミウマ・ヒラズハナアザミウマ

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

※いずれもハウスでは周年発生する。

<防除対策>

  • 目合いの細かい防虫ネットで覆い成虫の侵入を防ぐ。
  • 畝に銀色のポリフィルムを敷き、成虫の飛来を忌避する。
  • ウイルスによる病害の被害がなく果実の傷を気にしなければ、防除は不要である。
  • 定植時などに登録のある殺虫剤(粒剤など)を処理(土壌混和など)し、発生を予防する。
  • 発生初期に登録のある殺虫剤を散布する。