やさい症状診断(病気・害虫)

タマネギ 灰色腐敗病

<症状>

葉、鱗茎に発症。葉では下から2、3枚目が黄変、軟化し下垂する。地際から下の鱗茎部は赤褐色に変わり、灰色粉状のかびが生える。被害が大きいと枯れ、軽症の場合は気温が上がると病勢は落ち着き玉の肥大は続くが、正常株より生育は劣りくず球となる。貯蔵球に発症すると、肩部表面に黒い不整形の大型菌核ができ、ビロード状の灰色のかびが密生する。被害鱗茎の内部はにじんだように黒ずみ、時に鱗片の隙間に白〜淡黒色のかびが生える。栽培〜収穫貯蔵期間中に発症し、特に冷蔵・貯蔵中に被害が大きい。

<発生のしくみ>

病原菌は2種知られ、被害球や被害残さに作られた胞子が風雨で飛散し伝染する。生育中に感染や付着した胞子がつり玉時に内部に進み腐敗させる。生育中の1〜3月の多雨時、収穫前の浸水、冠水や収穫前後に梅雨や陰湿な天候が続くと多発する。

発生カレンダー

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

<防除対策>

  • 感染、発病した球を貯蔵庫に持ち込まない。
  • 感染、発病した球は放置せず速やかに処分する。
  • 貯蔵施設は栽培する畑周辺から離れた場所に設置。
  • 地下水位が高い場所では高畝にするなど、多湿条件を避ける。
  • チッソ多用を避ける。