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トマト台木の上手な使い分け

(1)トマトモザイクウイルスTm-2a型品種用

【主要トマト台木の使い分け】
「キングバリア」「グリーンフォース」「グリーンセーブ」「グリーンガード」「Bバリア」の主要5品種の使い分けについて説明します。

■青枯病の強汚染圃場には、「キングバリア」

「キングバリア」は青枯病の汚染度の高い圃場向けの台木です。「Bバリア」でも発病するような圃場で、安定した耐病性を発揮します。
ただし、「Bバリア」から切り替える場合は、元肥のチッソ量を20%以上減らすことが必要です。

■肥沃な青枯病汚染圃場には、「Bバリア」「グリーンガード」「グリーンセーブ」

肥沃な圃場や穂木品種の草勢が強く、草勢を抑えて作りたい場合は、「グリーンガード」を、自根栽培以上に草勢を付けたい場合は「Bバリア」、長期栽培をねらって安定した草勢維持を図るには、中位な草勢でスタミナがある「グリーンセーブ」がおすすめです。

■草勢を強くしたい場合は、「グリーンフォース」

「グリーンフォース」は、長期栽培や草勢がつきにくい圃場向けに最適な品種です。細根の発生が活発なので肥料に対する反応がよく、草勢も強く維持できます。ただし、青枯病の汚染度の高い圃場では使用できないので、その場合は「キングバリア」を選定してください。
品種名 草勢注1) 耐病性注2) 幼苗接ぎ木
(穂木との播種間隔)注3)
茎色 根のタイプ
前半 後半 ToMV B F1 F2 F3 J3 K V1 V2 N 高温期 低温期
タキイ交配
キングバリアNEW
6 5 Tm-2a 10 7 1日早 1〜2日早 直根+細根
タキイ交配
グリーンフォース
7 6 Tm-2a 8 7 2日早 2〜3日早 直根+細根
タキイ交配
グリーンセーブ
5 3 Tm-2a 9 7 2日早 2〜3日早 直根
タキイ交配
グリーンガード
2 3 Tm-2a 9 7 2日早 2〜3日早 細根
タキイ交配
ボランチ®

3

4 Tm-2a 9 3 2日早 2〜3日早 細根
タキイ交配
Bバリア®
3 4 Tm-2a 9 1 2日早 2〜3日早 細根
タキイ交配
ベスパ
5 6 Tm-2a 7 1 1日早 2日早 直根+細根
タキイ交配
アンカーT®
7 8 Tm-2a 6 1 同時〜1日早 1〜2日早 直根+細根
タキイ交配
影武者®
8 8 Tm-2a 5 1 同時〜1日早 1〜2日早 直根+細根
注1)草勢:弱 1 ←→ 10 強
注2)耐病性:(B、K)弱 1 ←→ 10 強、ToMV=トマトモザイクウイルス、Tm-2a =トマトモザイクウイルスTm-2a 型、B=青枯病、F1=萎凋病レース1、F2=(同)レース2、F3=(同)レース3、J3=根腐萎凋病、K=褐色根腐病(コルキールート)、V1=半身萎凋病レース1、V2=(同)レース2、N=サツマイモネコブ線虫
注3)播種条件により軸の太りが異なります。穂木との播種間隔は目安として調整をお願い致します。
※「キングバリア」の青枯病耐病性「10」の値は、相対評価であり、完全な抵抗性を示すものではありません。

(2)Tm-1型品種用

■Tm-1型の青枯病対策には「ヘルパーM」

「ヘルパーM」は青枯病と萎凋病レース2の耐病性を併せもち、生育初期の草勢がおとなしめなので、作りやすいのが特長です。
品種名 草勢注4) 耐病性注5) 幼苗接ぎ木(穂木との播種期)注3) 選ぶポイント
前半 後半 B F1 F2 J3 K V1 N 高温期 低温期
タキイ交配
ヘルパーM
4 5 同時〜1日早 1〜2日早 青枯病、肥沃地
注4)草勢:弱 1 ←→ 10 強
注5)耐病性:B=青枯病、F1=萎凋病レース1、F2=(同)レース2、J3=根腐萎凋病、K=褐色根腐病(コルキールート)、V1=半身萎凋病レース1、 N=サツマイモネコブ線虫