どこでも誰でも手軽でカンタン!袋で野菜をつくろう!<緑のカーテンも栽培できる!>

設置場所への配慮

アスファルトの上に置く場合には、写真のように台をつくってその上に置くと、生育がさらによくなりました。

定植した袋は観察や管理がしやすい身近なところに置くのが便利ですが、袋の置き場所を決める場合、まず、日当たりを確かめ、南向き、または東向きで午前中に日のよく当たる場所を一番に選びます。そして、風通しのよい場所という点も考慮します。

場所が決まったら、次に、その場所が土あるいはアスファルトであるかなど、その場所の条件によって、そこに直接袋を置くのか、何か敷物や台を考えてその上に置くのかということも考慮する必要があります。

土のところでは、植物が大きく生長すると袋の底から根を出してくることがあります。この場合、袋を移動しなければ問題はありませんが、移動した場合、それらの根が切られることになりますので、そのために生育が少し阻害されます。

実験では、地面に直接置いたものと、コンクリートのテラスにそのまま置いたもの、アスファルトの上とテラスのタイルの上に直接置いて育てました。その結果、いずれもよく生長しましたが、土の上に直接置いて育てたものが最も生育がすぐれました。

ベランダや屋上、アスファルトの上など地温が極端に上昇する場所に置く際は注意が必要です。スノコなどを下に敷き直接地面に置かず通風を図る方がいいでしょう。