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1カ所の壁面やテラスなどに緑のカーテンを設置する場合、その1面に同一種のつる性の植物とするか、複数種のつる性の植物を植え付ける場合が考えられます。複数種の植物を植え付けた場合、開花や果実の収穫などが合わせて見られて楽しいですが、一つの植物の生育が終わってしまうと、その植物の枯れた葉などが緑のカーテンの中に混在することになります。つるがほかの植物に絡んでいたり、とても高いところまで伸びてしまったり、すべてを取り除くのは困難な場合があるので、1カ所のカーテンには1種類の植物を選ぶ方がよいかもしれません。
緑のカーテンに適する植物は、いずれも日当たりのよい場所を好みます。筆者が勤務する大学の環境教育実践センターでは、建物東側の壁面並びに玄関前、建物南側テラス前、建物西側ホール前の3面に、毎年緑のカーテンを設置してよく育っています。いずれの場所も強い日差しが緑のカーテンによって緩和され、気もちよい空間を作り出しています。