どこでも誰でも手軽でカンタン!袋で野菜をつくろう!<緑のカーテンも栽培できる!>

緑のカーテンをデザインする

緑のカーテンにおすすめの植物、種類の選び方

1カ所の壁面やテラスなどに緑のカーテンを設置する場合、その1面に同一種のつる性の植物とするか、複数種のつる性の植物を植え付ける場合が考えられます。複数種の植物を植え付けた場合、開花や果実の収穫などが合わせて見られて楽しいですが、一つの植物の生育が終わってしまうと、その植物の枯れた葉などが緑のカーテンの中に混在することになります。つるがほかの植物に絡んでいたり、とても高いところまで伸びてしまったり、すべてを取り除くのは困難な場合があるので、1カ所のカーテンには1種類の植物を選ぶ方がよいかもしれません。

日当たり、潅水を考慮した空間作り

緑のカーテンに適する植物は、いずれも日当たりのよい場所を好みます。筆者が勤務する大学の環境教育実践センターでは、建物東側の壁面並びに玄関前、建物南側テラス前、建物西側ホール前の3面に、毎年緑のカーテンを設置してよく育っています。いずれの場所も強い日差しが緑のカーテンによって緩和され、気もちよい空間を作り出しています。

緑のカーテンで快適な休憩スペースに。

袋に定植後はたっぷりと潅水して管理することが必要です。そして、袋栽培では袋の中の土の量が限られているため乾きやすく、慢性的な水不足になりがちです。朝と夕方にしっかりと潅水して管理することが必要になります。したがって、袋を設置する場所へ、毎日の潅水が容易にできるように、水道栓から水道ホースをつないでおくなどの潅水環境の整備が大切です。また、ひもやネットを張る支柱などをベランダの柵などに固定するための工夫も必要です(写真右)。

必ず潅水管理できる場所に設置。