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麻袋の場合/ポリエチレンの袋の場合〜袋により培養土の内容を変える〜

袋

袋栽培において最も重要なポイントは、袋の素材や性質に応じたよい培養土を準備することです。栽培に用いる袋には、麻製の米袋のような通気性のよいものから、ポリエチレン製の肥料袋のように空気をまったく通さないものがあります。袋によって培養土の内容を変えることが必要で、例えば、空気を通さないポリエチレン製の袋を用いる場合には、通気性に富む培養土を準備することが必要です。また、土のう袋は安価ですが、合成繊維で編んであるので通気性にすぐれています。

培養土袋そのまま利用する場合

「食農教育」(農文協)という雑誌の2010年3月号の22〜29ページに、中学校の先生である内田康彦氏による中学生をその気にさせる袋栽培の授業という記事が掲載されていました。

内容は、市販の袋入り培養土(20リットル以上)を購入し、その袋の上を切り、そこに釘で穴を開けて、元肥として油かすを入れて、そこに、ナスの苗を定植して栽培するというものです。

私は、2009年の7月の京都市教育委員会の主催による京都市立中学校の技術科の教員の「生物育成」の研修会において、予算があればタキイ種苗の袋が最高ですが、ないのなら、培養土をそのまま袋栽培に使うことができるということを紹介しました。上記の記事はその実践の報告です。

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