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(2)日光
芝草は緑色植物ですので、光合成(炭酸同化作物)を行って自分の体をつくり、維持しています。そのため一般に日光のよく当たる場所を好み、日陰地での生育は劣ります。
■耐陰性の草種別分類
耐陰性 |
芝草の種名 |
極強 |
ティフ・ブレア、ハードフェスク、チューイングフェスク、クリーピングレッドフェスク、オーチャードグラス、セントオーガスチングラス |
強 |
ノシバ、コウライシバ、クリーピングベントグラス、トールフェスク |
中 |
コロニアルベントグラス、レッドトップ、メドウフェスク、ペレニアルライグラス、センチピードグラス、バヒアグラス |
弱 |
ケンタッキーブルーグラス、バミューダグラス |
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寒地型芝草の中ではファインフェスク類の耐陰性がもっとも強く、ケンタッキーブルーグラスがもっとも弱い草種です。しかしながら、耐陰性品種の育成は容易ではありません。日陰では、芝草は単に、弱光線や乾いた土壌に耐えるだけではなく、うどんこ病、ブラウンパッチ(葉腐病)、リーフスポット(斑点病)、メルティングアウト(葉枯病)、フザリウムブライトなどの病気にも耐えなければなりません。寒地型や暖地型芝草を問わず、耐陰性には草種間に大きな差があり、品種間差も大きいといえるでしょう。
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