芝
品種カタログ
タキイの緑化・芝草
クリーピングベントグラス
クリスタル
(Nコート)

耐暑性に優れる!
ルートマットをつくりにくい!
特性
- 耐暑性に優れ、ルートマットをつくりにくい。
- 葉のキメは中程度、A-1と同等の低刈りができる。
- ダラースポット・紅色雪腐病・ブラウンパッチなどの病害に強い。
- 葉色はやや青みがかった緑色で、特に冬期の緑度保持に優れる。
- 密度は高すぎず目砂を入れやすい。
栽培ポイント
播種適期
- 中間・暖地
- 3〜5月、9〜10月
- 冷涼地
- 5〜8月
播種量(コート種子)
- ゴルフコース
- 造成:8〜15g/m²/インターシード:6〜12g/m²
播種法
(1)新しく造成する場合
- クリスタルの種子は極めて小さいので、ゼオライトなどと混合すると均一に播種できる。
- 種子の発芽には、土壌温度が18℃以上あるとよい結果が得られる。
- 発芽するまでかん水は頻繁に行う。この時、種子が低い場所に集まらないようにする。
(2)オーバーシードおよびインターシードの場合
- ベースの芝生にバーチカルモアをかけたり、エアレーションした後に行う。
- インターシードの適期は春または秋である。ベースをエアレーションした孔(直径4.8mm以内)に目砂を入れ、まきムラが出ないよう、種子はタテ・ヨコ・ナナメの方向からまく。その後、ブラッシングをして種子を孔の中にすり込む。
(3)ウインターオーバーシーディング
- 休眠中のコウライシバに行う場合、エアレーションやバーチカルの前にレーキや強い低刈りを行うと種子が土壌に密着しやすい。
管理
(1)刈り込み
- 播種後30日か草丈が25mmの時に6.4mmの高さで行う。以下、60日目に4.8mm、90日目に3.2mmの高さにもっていく。
(2)かん水
- 圃場の能力を超えてグリーンに水がたまってきたら、すぐにかん水をやめる。クリスタルは、従来の品種に比べて水の要求量が少ない。
(3)施肥
- クリスタルの定着後、可溶性チッソを成分量で10〜20g/m²(年間)施す。
(4)目土
- 目土は2週間から1ヶ月に1度行う。
(5)エアレーション
- 春と秋に、直径6.4mmのソリッドタインで行う。
- ブラッシングやすり込みの実施は、芝がマット状になるのを防ぎ、プレイヤーの好むパッティングクオリティを維持することができる。
適作型
※適期表はその地域の栽培の目安としてご利用ください。
