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野菜

病害虫・生理障害

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トマト

スミレックス水和剤障害(プロシミドン)

データ作成年月日:2003/02/03

写真1

写真2

症状

厳寒期のハウス栽培のトマトに、散布2〜3週間目ごろから中位〜下位の葉の縁から白化褐変が生じる。

原因

12月〜1月の寒い時期に発生する。夜温が5℃前後のハウスで発生が多い。

診断法

プロシミドン液の500〜1000ppm液を11月から3月に散布すると同症状が再現されている。4月以降では薬害は発生しない。

対策

厳寒期には薬害を生じることがあるので、花房散布のみに使用する。またトマトの生育が軟弱なときも障害を助長する。

ご注意

生理障害は、一般には肥料要素の欠乏または過剰により発生しますが、その原因に関しては、単純にその要素のみが欠乏または過剰の場合以外にも、他の肥料要素の多少が影響して起こる場合や、土質やpHなどの土壌条件が影響する場合、温度や水分など気象条件が影響する場合など、さまざまな環境条件が重なって発生している場合が多く、簡単には特定できないことが多々あります。

従って、その対策を講じる場合は、土壌分析を行うなど圃場の土壌条件を把握した上で行うようお願いします。

また、症状が生理障害に類似した病虫害もあり、生理障害との区別が難しい場合があります。詳しくは、農協や公共の指導機関にご相談ください。