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野菜
病害虫・生理障害
キュウリ
カリウム過剰
データ作成年月日:2003/02/07
症状
写真はカリウム12me(K:468ppm、K2O:564ppm)の水耕栽培で生じた過剰症状。症状には2つのタイプがあり、葉脈間の緑が薄いマグネシウム欠乏に類似した症状と、葉の縁が巻き上がってでこぼこを多く生じる濃度障害に近い症状がある。
原因
土耕では、カリウムは多く施用しても過剰障害が出にくいため、水耕やロックウール栽培でも多く施用する人がいる。
診断法
10me(K:390ppm、K2O:470ppm)が限界。家畜糞尿堆肥はカリウムが多い。土壌の交換性カリウムが、土壌100g当たり30〜40mgもあるのは過剰である。
対策
カリウムの施用を控える。
ご注意
生理障害は、一般には肥料要素の欠乏または過剰により発生しますが、その原因に関しては、単純にその要素のみが欠乏または過剰の場合以外にも、他の肥料要素の多少が影響して起こる場合や、土質やpHなどの土壌条件が影響する場合、温度や水分など気象条件が影響する場合など、さまざまな環境条件が重なって発生している場合が多く、簡単には特定できないことが多々あります。
従って、その対策を講じる場合は、土壌分析を行うなど圃場の土壌条件を把握した上で行うようお願いします。
また、症状が生理障害に類似した病虫害もあり、生理障害との区別が難しい場合があります。詳しくは、農協や公共の指導機関にご相談ください。