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野菜
病害虫・生理障害
キュウリ
マグネシウム欠乏
データ作成年月日:2003/02/07
症状
写真1〜3は、マグネシウム1.5me(0.75mM、Mg:18ppm、MgO:30ppm)の低濃度培地で約40日栽培して、上位葉から下位葉まで株全体に生じたマグネシウム欠乏症状。写真4はマグネシウム欠如栽培で下位葉に生じた症状。葉脈間の黄化が特徴。
原因
現地では、原因不明で葉脈間黄化を生じることが多い。その葉を分析するとマグネシウム含量が低い。
診断法
化学分析により診断できるが、葉面散布の効果もよく出るので、マグネシウムの葉面散布で効果が出れば、マグネシウム欠乏と診断してよい。
対策
硫酸マグネシウム1〜2%液の葉面散布の効果が高い。
ご注意
生理障害は、一般には肥料要素の欠乏または過剰により発生しますが、その原因に関しては、単純にその要素のみが欠乏または過剰の場合以外にも、他の肥料要素の多少が影響して起こる場合や、土質やpHなどの土壌条件が影響する場合、温度や水分など気象条件が影響する場合など、さまざまな環境条件が重なって発生している場合が多く、簡単には特定できないことが多々あります。
従って、その対策を講じる場合は、土壌分析を行うなど圃場の土壌条件を把握した上で行うようお願いします。
また、症状が生理障害に類似した病虫害もあり、生理障害との区別が難しい場合があります。詳しくは、農協や公共の指導機関にご相談ください。