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1作型

ビニールトンネル内に苗を植え付けるか、あるいはトンネル内に直まきするトンネル早熟栽培と、遅霜の危険がなくなり次第タネまきする露地栽培の方法があります。

第1図 インゲンマメの作型

第1図 インゲンマメの作型

(図示した収穫期間は、矮性種の場合であり、つる性種では矮性種よりも収穫期間が若干長くなる。)

作型と品種をチェック

2育苗

育苗用土を入れたポットにタネまきしてたっぷり水やりしたあと、ポットを温床に並べます。発芽するまで床温を23〜25℃に保ちます。発芽後は15〜22℃を目標に管理して複葉が出るころから両作物ともに最低気温を15℃程度まで下げます(第2図)。

第2図 インゲンマメの育苗

第2図 インゲンマメの育苗

3植え付け準備

植え付け、またはタネまきの1〜2カ月前に10u当たり堆肥30sと、土壌酸度を矯正するための石灰を施用して深耕します。次に植え付け、またはタネまきの2週間前に元肥を施用して土壌全体に十分混和します。つる性種では1.2m、矮性種では75pの畝を作ります。
畝の上にポリフィルムを敷くマルチ栽培では、地温上昇、土壌の固結防止、雑草発生防止などの効果があります。低温期には地温上昇効果の高い透明ポリフィルム、低温期を過ぎると雑草防止効果の高い黒色ポリフィルムでマルチします。
トンネル栽培では、トンネル支柱を立ててビニールフィルムを被覆します。

4施肥

10u当たりチッソ160〜230g、リン酸150〜200g、カリ140〜230g施用します。元肥にはリン酸は全量、チッソおよびカリは、矮性種でそれぞれ70%、つる性種でそれぞれ50%施用します。追肥には、チッソおよびカリの残量を施用します。

インゲンマメの施肥例(10u当たり)

インゲンマメの施肥例(10u当たり)

火山灰土壌ではリン酸が吸収されにくいのでリン酸を20%程度多用する。

5直まき

第3図に示すとおり、30p間隔に1カ所へ3粒タネまきし、トンネル栽培ではビニールフィルムでトンネル被覆します。初生葉が展開したら1カ所に2本残し、1本間引きます(第4図)。

第3図 インゲンマメの畝立て、タネまき

第3図 インゲンマメの畝立て、タネまき

第4図 インゲンマメの間引き

第4図 インゲンマメの間引き

6トンネル栽培での植え付けと管理

暖かい日に植え穴にたっぷり水やりした後、複葉の第1葉が開いたころの苗を植え付けます(第5図)。植え付け後、活着するまでの5〜6日間は昼間25℃程度、夜間最低13℃以下にならないよう注意します。活着後のトンネル管理は第6図のとおりです。

第5図 インゲンマメのトンネル栽培での植え付け

第5図 インゲンマメのトンネル栽培での植え付け

第6図 インゲンマメのトンネル管理

第6図 インゲンマメのトンネル管理

7生育中の管理

追肥は、矮性種では開花初期に1回だけ、つる性種ではタネまき、または植え付け後20日目から収穫最盛期にかけて2〜3回に分けて行います(第7図)。第1回目の追肥後に除草を兼ねて土寄せを行います(第8図)。その後、株が倒れないうちに早めに支柱を立てます。病害を回避するため、本格的な梅雨に入る前に、わら、または干し草を薄く敷きます。梅雨明け後には、乾燥を防止するために、さらに厚めに敷きます(第9〜10図)。

第7図 インゲンマメの追肥

第7図 インゲンマメの追肥

第8図 インゲンマメの土寄せ

第8図 インゲンマメの土寄せ

第9図 矮性インゲンマメの敷きわらと支柱立て

第9図 矮性インゲンマメの敷きわらと支柱立て

第10図 つる性インゲンマメの支柱立てと敷きわら

第10図 つる性インゲンマメの支柱立てと敷きわら

8主な病害虫

病害では炭疽(たんそ)病、さび病、菌核(きんかく)病と、害虫ではアブラムシ類、ハダニ類などが発生します。

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