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イラストで見る 家庭菜園 品目別野菜作り
作型
ビニールトンネルによる早熟栽培と露地での普通栽培が一般的です。普通栽培は遅霜がなくなってからタネまきします。早熟栽培は普通栽培よりも約2カ月早まきして、約1カ月前に苗を植え付けるか、あるいは約1カ月前に直まきします(第1図)。低温時に直まきすると発芽に日数を要し、また発芽率も低下するので注意しましょう。
注:関東以西の太平洋沿岸および太平洋諸島では関東以西の平坦地よりも約半月〜1カ月の早まきが可能である。
タネまき・植え付け準備
タネまき、または植え付けの2カ月前に堆肥を10u当たり50kgと、土壌酸度を矯正するための苦土石灰を施用して耕します。タネまき、または植え付けの10日前に元肥を施用し、十分耕して、幅1.5mの畝を作り、ポリマルチをします。
直まきと間引き
タネまき位置のマルチ穴にたっぷり水やりした後、タネまきします(第4図)。発芽後、本葉3枚時に間引きます(第5図)。
施肥
10u当たりチッソ270〜320g、リン酸200〜280g、カリ240〜300g施用します。このうち、チッソとカリは元肥に約60%、追肥に約40%、リン酸は元肥に全量施用します。
火山灰土壌ではリン酸が吸収されにくいのでリン酸を20%程度多用する。
生育中の管理
トンネル栽培では、トンネル内の温度は27℃を限度とし、この温度を超えたら換気します。草丈が40p程度に伸長したらマルチを除去して1回目の追肥をします。追肥後、株元へ十分土寄せします(第6図)。雄穂が出始めたら2回目の追肥をします。1回当たりの追肥量はチッソ成分で10u当たり50gとします。分けつ茎を除去しない方がよい穂が収穫できます(第7図)。
主な病害虫
病害では紋枯(もんがれ)病、害虫ではアワノメイガ、アブラムシ類、オオタバコガ、ヨトウムシなどが発生します。
収穫
雌花の絹糸が出て約20日前後、絹糸が茶色になったころが収穫適期です。収穫後、温度が高いと甘みが急速に低下するので、冷蔵庫か涼しい場所へ保存します。