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イラストで見る 家庭菜園 品目別野菜作り
育苗
タネまき後、30℃の高温で発芽させ、発芽後は昼温25〜28℃、夜温20〜22℃で育苗し、これより高温では換気し、低温では保温します(第2図)。本葉2枚時に床土を入れた直径10.5pポットに移植します。移植前にポットの地温は播種床よりも高めにしておきます。苗が生長して隣の苗の葉と葉が重なるようになると、光不足になり、苗が弱々しくなるので適宜ポットを広げます。植え付け数日前から、育苗温度を次第に下げて、外気温とほぼ同等の温度まで下げます。
植え付け準備
植え付けの20日前に堆肥を10u当たり50sと、土壌酸度を矯正するための石灰を施用して十分耕します。そして植え付けの1週間前に元肥を施用して畝作りをします。マルチやビニールのトンネル被覆をする場合は、畝作りをした後、早めに実施して地温を高めておきます。
施肥
10u当たりチッソ300〜350g、リン酸220〜300g、カリ220〜300g施用します。このうち、リン酸の全量、チッソおよびカリの50%程度を元肥とし、残りを追肥として施用します。
火山灰土壌ではリン酸が吸収されにくいのでリン酸を20%程度多用する。
植え付け
植え付けは風のない温暖な日に行います。植え付け前にポットと植え穴に十分水やりして、根鉢を崩さないように植え付けます(第4〜5図)。植え付け後、苗が倒れないよう仮支柱を立てます。
生育中の管理
追肥は第1回目を植え付け2週間後に、畝の肩を削って施用し、第2回目以降は約2週間ごとに畝上に施用します。1回当たりの追肥量はチッソとカリを、それぞれ10u当たり40〜50gとします。わき芽除去、支柱立て、整枝および誘引は第6〜8図に示すとおりです。ししとうなどの小果種では、収穫最盛期になると茎葉が繁茂するので、弱い枝やふところの込み合っている枝、下向きの枝は剪定・除去します。梅雨明け前には、わらや干し草を敷き、乾燥期には十分水やりして高温と乾燥を防ぎます。
主な病害虫
病害では、斑点細菌(はんてんさいきん)病、疫病(えきびょう)、うどんこ病、灰色かび病などが発生します。害虫ではアブラムシ類、アザミウマ類、ハダニ類、オオタバコガなどが発生します。