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1作型

春まき、夏まき、秋まきおよび冬まき栽培が行えます(第1図)。寒冷地では春まき栽培、北陸および関東以西の平坦地では夏まき、秋まきおよび冬まき栽培が主体となります。

第1図 ニンジンの作型

第1図 ニンジンの作型

2タネまき準備

タネまきの2週間くらい前に土壌酸度矯正のための石灰を施用して深耕し、未熟な有機物や小石を除去します。堆肥は10u当たり30kg程度必要ですが、タネまき直前に施用すると又根になりやすいので、前作に十分施用しておきます。タネまきの数日前に元肥を施用して耕し、土を細かく砕いて畝をつくります。排水の悪い場所では高畝とします(第2図)。

第2図 タネまき準備とタネまき

第2図 タネまき準備とタネまき

3タネまき

ニンジンの種皮には発芽抑制物資があり、発芽しにくいのですが、タネを流水に浸漬すると発芽がよくなります。そこで発芽が特に悪い夏まきでは一晩流水に浸漬し、吸水させた後、タネがべとつかない程度に陰干ししてタネまきします。夏の高温乾燥期には、播種溝に十分潅水してタネまきし、覆土後わらや干し草で上を覆い、乾燥を防ぎます。敷きわらなどはタネまき量の30%程度出芽したら除去します(第3図)。

第3図 ニンジンの畝づくりとタネまき

第3図 ニンジンの畝づくりとタネまき

4施肥

10u当たりチッソ200〜260g、リン酸150〜300g、カリ160〜260gを施用します(第1表)。元肥にはチッソおよびカリ全量の60%と、リン酸のほぼ全量を施用し、残りを追肥とします。

第1表 ニンジンの施肥例(10u当たり)

第1表 ニンジンの施肥例(10u当たり)

火山灰土壌ではリン酸を増施

5管理

本葉1〜6枚時までに3回に分けて間引き、株間が短根品種で10〜12p、長根品種で12〜18pになるように株定めをします(第4図)。
株定め後、第1回目の追肥をし、除草を兼ねて土寄せします。第1回目の追肥の1カ月後に第2回目の追肥を行います(第5図)。
トンネル栽培では、タネまき後、ビニールを被覆して出芽までは保温に努め、出芽後はトンネル内の気温が25℃以上の高温になれば換気します。暖かくなるにつれて換気を多くし、最低気温がおよそ8℃以上になればビニールを除去します。

第4図 ニンジンの間引きと追肥

第4図 ニンジンの間引きと追肥

第5図 ニンジンの追肥と土寄せ

第5図 ニンジンの追肥と土寄せ

6病害虫防除

黒葉枯病、軟腐病が発生しやすいので密植を避け、排水を十分図ります。害虫では、アブラムシ類およびヤサイゾウムシ類などがあります。

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