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野菜
イラストで見る 家庭菜園 品目別野菜作り
作型
関東以西の冬季温暖な地域では春まき、秋まきおよび冬まき栽培、寒冷地では、春まきおよび夏まき栽培が主体となります(第1図)。
播種準備
タネまきの2週間前に堆肥を10u当たり30s、土壌酸度を矯正するための石灰と元肥を施用して、十分耕します。ホウレンソウは酸性土壌で生育が劣るので、石灰の施用には特に留意します。
排水の悪い菜園では90〜120p幅で高畝にし、畝上に幅15pで、2〜3条の播種溝をつくります。排水のよい場所では土の表面を平らにして、幅15pで40p間隔に播種溝をつくります(第2図)。
タネまき
施肥
10u当たりチッソ180〜230g、リン酸100〜150g、カリ120〜200g施用します(第1表)。元肥にはチッソ全量の70%、リン酸およびカリの全量を施用します。追肥にはタネまき20日後にチッソ全量の30%を用います。
火山灰土壌ではリン酸を増施
管理
本葉1〜2枚時に、株間が6pくらいになるよう密生部を間引きます(第4図)。タネまき時に高温であるとか、生育中に低温である場合には、寒冷紗、不織布などの通気性資材を被覆すると順調に生育します(第5図)。
病害虫防除
病害では株腐病、立枯病、べと病などが発生します。これらに対しては排水に努め、肥切れさせないこと、密植にしないことが大切です。害虫ではアブラムシ類およびヨトウムシが発生します。