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1作型

春まき栽培、秋まき栽培、冬どり栽培があります(第1図)。春まき栽培は北海道で行われ、2〜3月にタネまきし、9月に収穫します。秋まき栽培は北海道以外で行われ、秋にタネまきして春に肥大させ、初夏に収穫します。冬どり栽培は、関東以西において早生品種を用い、早春にタネまきして直径2.5p程度に肥大した小球を掘り取って貯蔵し、秋に植え付けて冬または春に収穫します。

第1図 タマネギの作型

第1図 タマネギの作型

2タネまき・育苗

本圃10u当たり約0.5uの苗床が必要です。タネまきの2週間前に熟成堆肥、石灰および化成肥料(14-17-13)50g/0.5uを施用して耕し、幅1mの畝をつくります(第2図)。タネまき前に畝上を軽く耕し、砕土後ならして軽く鎮圧し、8〜9p間隔に条まきするか、あるいはばらまきします。覆土はタネが隠れる程度とし、その上に切りわら、または熟成粉末堆肥と土を混合したものを薄く散布し、さらに新聞紙または寒冷紗を敷いて、たっぷり潅水します。
発芽後、草丈が7〜8pのころ密生部を間引いた後、熟成粉末堆肥と同量の土、それに化成肥料0.5u当たり(14-17-13)10gを十分混合した混土堆肥を約5oの厚さに入れます。

第2図 タネまきと育苗

第2図 タネまきと育苗

3植え付け準備

植え付け2週間前に、10u当たり熟成堆肥20〜30s、石灰1〜2sと元肥を施用して耕起・砕土した後、2条植えで約80p幅、4条植えで約120p幅の畝をつくります。秋まき栽培における植え付け苗の大きさは早生品種で、太さ6〜8o以下、1本重6gぐらい、中・晩生品種で太さ5〜7o、1本重5gぐらいが適当です。これより大きい苗を秋に植えると抽苔株が多くなります。しかし、抽苔株が10%以内であれば抽苔株があるぐらいの方が収穫量は多くなります。春まき栽培では本葉3枚で1本重が重いほど良苗といえます。

4施肥

10u当たりチッソ200〜280g、リン酸200〜250g、カリ180〜260g施用します(第1表)。元肥にはチッソ全量の40%、リン酸の全量およびカリ全量の60%を施用し、残りを追肥とします。
秋まき栽培では、チッソの追肥は植え付け1カ月後、2月上中旬および3月上中旬の3回、カリの追肥は植え付け1カ月後および3月上中旬の2回行います。春まき栽培では、植え付け1カ月後から2カ月後までに2回ぐらい行います。

第1表 タマネギの施肥例(10u当たり)

第1表 タマネギの施肥例(10u当たり)

火山灰土壌ではリン酸を増施

5植え付け

秋まき栽培では、厳寒期の前に活着させなければなりません。そのためには、日平均気温が5℃に低下する1カ月前が植え付け期となりますので寒冷地ほど植え付け期が早くなります。
極小苗を植え付けると寒害を受けるので、この場合は苗床で越冬させて翌春に植え付けます。また、早生品種は中・晩生品種よりも早く植え付けます。春まき栽培では日平均気温が9℃に達してから11℃になるまでに植え付けます。株間10〜12pぐらい、深さ2.5pぐらいで根が露出しないように植え付け、たっぷり潅水します(第3図)。

第3図 タマネギの植え付け

第3図 タマネギの植え付け

6管理

秋まき栽培では、冬季に霜柱によって苗が浮き上がったり、冬季から春先にかけて土が乾燥したりして、生育が劣ることがあるので、植え付け後、切りわらまたは堆肥を条間や株間に散布します。これでも土が乾燥すれば、暖かい日の午前中にたっぷり潅水します。

7病害虫防除

べと病、灰色かび病、黒斑病、白色疫病、腐敗病などの病害やネギアザミウマ、タマネギバエなどの害虫が発生します。

7収穫と貯蔵

貯蔵しない場合は、球が肥大したら、必要なときに収穫します。貯蔵する場合は、葉が60%程度倒伏したころに収穫します。収穫は、晴天日の午前中に行い、球を反転して根元を十分乾かします。球が乾いたら、根元の土を除去した後、通風がよく、雨の当たらない場所で数個を束ね、吊り下げて貯蔵します。

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