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散 播 |
(1) |
木の枝や石、ゴミ等の障害物を取り除く。ティフ・ブレアは土壌の適応範囲が広いので石灰などの施用は控える。 |
(2) |
柔らかい最適な苗床をつくり、表面を均一にならす。 |
(3) |
種子は半分ずつに分け、半分は東西、残りは南北方向に播種機を走らせて均一に落ちるようにする。 |
(4) |
レーキなどを使用して、種子を0.5〜1cmの深さにもぐり込ませた後、ローラーで鎮圧する。 |
(5) |
種子が発芽するまでは、地表面から1.3cmの深さまでは水分を保つようにする(過剰にならないよう注意)。幼苗が定着した後は、必要に応じてかん水する。 |
(6) |
草丈が7〜8cmになったら雑草を抑制するために刈り込みを行う。この時、一度に1/2以上を刈り取らないように注意する。 |
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(注意)
既成の畦畔や芝地では、ラウンドアップなどの除草剤を散布して地上を枯らし、雑草の地下茎などを除去してから播種する。 |
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↑芝生(刈り高2.5cm) |
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条まき
● |
既成の畦畔の傾斜地や道路の法面に、5〜10cm間隔に平行に溝を切り播種する(播種量は5〜10g/m²で覆土して鎮圧する)。条は下から切り、播種後にその上の条を切ると覆土がしやすい。 |
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条まきした畦畔(茨城県大宮町) |
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点まき
● |
5〜10cm間隔に各10粒程度、点まきする。この場合でも、播種する部分は雑草などを取り除き覆土し鎮圧する。 |
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(注意)
ティフ・ブレアの発芽・定着に支障をきたす極端なやせ地や硬くしまった土壌などでは、十分な施肥と硬度改良が必要。 |
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↑点まき10×10cm(播種後4カ月) |
↑点まき5×5cm(播種後4カ月) |
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■ティフ・ブレアの播種法試験(参考) |
(山口試験圃場) |
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処理区 |
被覆率(%) |
処理区 |
被覆率(%) |
7月30日 |
9月2日 |
7月30日 |
9月2日 |
点まき |
5× 5cm |
45 |
100 |
条まき |
5mc間隔
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45 |
100 |
10×10cm |
20 |
95 |
10cm間隔 |
55 |
100 |
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●播種日:平成13年6月13日。●処 理:ラウンドアップ散布後、枯草を除去して2〜3cm耕起。
※被覆率は播種期や場所、天候などによって異なる。 |
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