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種子の生理
ティフ・ブレアの種子は小粒で、1.2×2.0mmの紡錘形をしており1gあたり粒数は約1,200粒である。発芽率の検査は15〜35℃の変温で行うが、15〜25℃でも高い発芽率が得られる。好光性種子なので天然光のもとでの発芽が良好となる。発芽に適切な水分状態の場合、20℃では播種して10日後から発芽を開始し、以後10日間かかって発芽する。
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成功へのポイント
早期に定着させるため、発芽するまでは種子を乾燥させないように注意する。 |
アリ(蟻)対策
ティフ・ブレアの種子はアリが好む物質に覆われているため、アリなどに運ばれやすいが、覆土・鎮圧をすることでこれを防ぐことが出来る。 |
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発芽後の経過※
3葉期までは直立型だが5葉期以降には分けつの開角が開いてくる。一般に、1〜2葉の基部に最初の1次分けつが出現し、以降4次分けつまで続く。この間、主茎は著しく伸長して遂には倒伏する(ほふく茎となる)。
※広田秀憲・小林正義・関東良公・上田一之(新潟大学)、1987年芝草研究第15巻第2号別刷
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成功へのポイント
ティフ・ブレアの発芽・定着が確認されていれば、多少雑草に被圧されていても繁殖は問題ない。諦めずに雑草刈りを継続する。干ばつが激しい場合は、むしろ雑草によって乾燥を回避することができる(1年目は雑草と共存させる感じで管理する)。 |
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■温度差による初期生育の差 |
■ランナーの伸長状態(播種後87日目、個体栽培) |
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↑ティフ・ブレア |
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↑普通種 |
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↑ノシバ・ゼニス |
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