カブは根部の大きさによって、大カブ、中カブ、小カブに区分され、多くの品種があります。４〜８cm 程度のカブは小カブとして栽培され、作りやすく、早く収穫することができます。

10月中下旬に根部が比較的大きくなる品種では５〜６カ所に点まき、小さめの品種は条まきをします。指で１cmほどの深さの条を３本入れて、その条にタネを親指と人指し指ですりながら、かたまらないようにまきます。
タネまき後は覆土して、水差しまたは小さなジョウロで慎重に潅水して育苗します。

発芽して本葉が１枚出たときに１回目の間引きを行います。苗の密集している部分を引き抜きます。そして、本葉２枚のころに２回目の間引きで株間３〜４cm 程度となるように間引きし、元気な苗を残してください。さらに、本葉４〜５枚のころに株間を５〜６cm と広げていきましょう。追肥や水やり、防虫の管理方法はダイコンの場合と同様です。

小カブは、はじめに葉が育って、それから根が肥大していきます。タネまき後、50日前後で収穫できますが、一度に収穫しないで、丸くなったものから間引くように収穫します。また、大きくなり過ぎないうちに収穫すると、やわらかい葉も一緒に食べられます。