サツマイモ

5月定植

サツマイモの苗は園芸店やホームセンター、JAなどで販売されています。茎がしっかりとしていて太く、長さは30pぐらい、葉は元気で枯れた葉が少ない、節と節の間が詰まっている、よい苗を選びます。
5月中旬ごろに、入手したサツマイモの苗が30pくらいと長い場合は、茎を船の底のようにやや湾曲させて、1袋に1本の苗を植え付けます。サツマイモの茎の節の部分に形成される根が太ってサツマイモになるので、節の部分を4つぐらい地下に埋め込むような形で、茎を湾曲させて植え付けます。
短い茎の苗しかない場合には、1袋に2本の苗を斜めか垂直にし、挿すように植え付けます。斜め植えや垂直植えの場合、地下に埋められる節の部分は2つぐらいなので、2本の苗を植えて、地下に潜らせる節の部分を増やして収穫できる量を確保します。5月に植えて伸びてきた茎を7月上旬ごろまでに20pぐらいに切って苗とし、別の袋に斜め植えや垂直植えで栽培することもできます。
肥料が多すぎると、つるや葉が繁りすぎてサツマイモのつきが悪くなります。この状態を「つるぼけ」と言います。逆に肥料が切れると、収穫時期を迎える前に葉が弱ってサツマイモの太りが悪くなるので気を付けます。草木灰があれば、葉を持ち上げて株元にひとつかみまき、軽く土と混ぜ合わせて追肥します。

サツマイモの植えかた

10月中旬〜収穫

株元から5〜10p上のところでつるを剪定バサミで切り、サツマイモを傷付けないように移植ゴテで株のまわりを掘り起こし、土をやわらかくしてから根元を引き抜いてサツマイモを掘り上げます。掘り上げたサツマイモは土の上で1時間ほど日に当てて表面を乾燥させると保存性が高まります。