ダイコン

9〜10月タネまき

ダイコンは9〜10月ごろにタネをまきます。袋栽培では根径が8cm 程度の大きなダイコン品種を育てる場合、1袋に1〜2本、根径が5〜6cm の品種では1袋に4〜5本植えとなるように、点まきをします。
1〜2本植えの場合、袋の表面の土を平らにならしたあと、指で深さ1cm 、直径5cmほどの平らな穴を1〜2カ所あけ、それぞれの穴に5〜6粒のタネをまきます。4〜5本植えの場合には、穴を4〜5カ所あけて同様にタネをまきます。
袋に植え付けるまでに有機配合肥料などを1袋当たり約30g与えます。タネまき後は覆土して、慎重に潅水して育苗します。

10月中旬〜
11月中旬
間引き、追肥

子葉が開いて、本葉が1枚出てきたときに1回目の間引きを行います。子葉の形が正しいハート形のような、よい苗が1カ所に4本残るようにします。本葉が3枚になったときに2回目の間引きで2〜3本を残します。そして、3回目は本葉5〜6枚のとき、各所に1本だけ元気な苗を残します。3回目の間引き後、苗と苗の間に追肥として化成肥料などを与えます。
シンクイムシ、アブラムシ、アオムシなどの害虫が発生しますので、朝に株をゆすって葉についている虫を落として取り除きます。

ダイコンの間引き

12月下旬収穫

12月下旬になると、大きく育ったものは収穫できるようになります。ダイコンは外葉がたれて中心部の葉が広がってきたら収穫期となり、タネまき後約70日目が適期です。また、ダイコンは過熟になるとス入りを生じますので、その前に収穫することが大切です。