イチゴ

10月苗の植え付け

果実の収穫が終わって、株元から長く伸び始めたランナーの先にできる小さな植物体を利用して、苗をつくります。ランナーの先の植物体の下に培養土を入れた小さなポリポット(直径9p程度)を置いて、植物体を鉢の中央に針金などで固定し、十分に潅水して発根を促してそのまま、そのポットで育苗します。ただし、親株に病気がある場合は病気まで引き継いでしまうので、園芸店などで入手した健全な苗を植え付けることをおすすめします。
このようにして育てた、あるいは購入したイチゴの苗は、深植えを避けて1袋1本植えにします。

簡単な鉢育苗

イチゴの植え付け方法

11月〜5月追肥・出蕾・開花・収穫

他の野菜と同様に、あらかじめ有機配合肥料などを1袋当たり30g与えておいた袋に定植されたイチゴの苗は、新根を伸ばしながら新葉を順に展開していきます。そして、秋の低温・短日条件によって花芽分化します。秋も深まり、低温・短日状態がさらに強まると、休眠に入ります。
冬の期間は休眠状態で生育が停止していますが、一定期間冬の低温にあうことによって、休眠が打破されて、生長が再開します。なお、イチゴの休眠打破に必要な低温要求量(5℃以下の積算温度)は300〜500時間とされています。
イチゴの根は浅根性で乾燥に弱いので、冬季でも土壌水分を適度に保つように管理し、11月下旬と2月下旬ごろに追肥として、15g程度の有機配合肥料などをさらに与えます。
休眠からさめた株は新しく展開する葉が直立して、葉柄は長く、葉身の葉面積も広い葉が展開して生長が盛んになります。そして、4月以降に出蕾・開花し、5月にはイチゴの果実が成熟して収穫できます。