<推奨品種>
ヘタのトゲがなく子供たちでも安全な「とげなし千両二号」
おいしい長ナスの「筑陽」
発芽適温: | 昼30°C、夜20°C |
---|---|
生育適温: | 気温 昼間23〜28°C、夜間16〜20°C 地温 18〜20°C |
ナスはインド原産で、高温を好む夏の代表的な野菜の一つです。古くから栽培され、各地で果形や大きさ、色などに特徴のあるいろいろな品種が数多くあります。また、ナスは低カロリーの野菜としても知られています。
本葉が約5枚以上に展開して、茎が太くがっちりと生長した苗を定植用として選びます。
1袋に1本の苗を植え付けます。
下旬までに支柱を立てて、茎をヒモや誘引テープで誘引します。
定植したナスは、5月下旬ごろから1番花が咲き始めます。このころまでに、支柱立てをすませておきます。そして、6〜7月にかけて次々と花を咲かせて大きく生長していきます。
畑では、自然の生長にまかせたままでよく育ちますが、袋栽培では、主茎のほか、1番花のすぐ下の側芽とその下の側芽の計3本の枝を残し、それ以外の側芽を摘み取って、3本仕立てとして支柱に誘引します。
潅水は、株の生育に合わせて量を増やしていきます。
大きく生長した株は、枝の生長とともに果実も次々について大きくなります。
1番果の果実をいつまでも枝につけたままにしておくと、枝の方に栄養分が行き届かなくなり、その後の草勢が衰えてしまいます。2番果以後は、果実の生長を毎日観察しながら、少し小さいうちに収穫する方が、より多くのナスを収穫できます。なお大きくならない石ナスは早めに摘果しましょう。
晴れた日にはたっぷり潅水して、生長してきた果実の収穫を続けます。
8月になって暑さによって株の勢いが弱ってきたころ(上旬ごろ)に、収穫を休んで、新しい枝を出させるために、図のように思い切って枝を切り落とします(更新剪定)。
枝を切り落として剪定をした後、粒状の有機配合肥料などを1袋当たり約30g与えて管理し、樹勢の回復をはかり、9月から再び秋ナスを収穫します。