エダマメ

4月中旬タネまき、育苗

タネまきから収穫まで早生種では80日程度、晩生種では100日程度です。タネまき時期を4月中旬から6月上旬ごろまで何度か分けてまくと、何度も収穫できることになります。
袋にタネを2カ所に3粒ずつ、2cmくらいの深さに直接まくか、ポットへの直まきが簡単です。被覆肥料を含む培養土を9分目程度入れ、指で1cmほどの深さをあけた穴に1ポットにつき1〜2個のタネをまきます。
タネまき後はハトなどの鳥にマメを食べられることが多いので、タネをまいた後は寒冷紗などで覆う方が安全です。

5月エダマメ苗の間引き・定植

袋に直接タネまきした場合の間引きするタイミングは、本葉が出そろって地上部の長さが10cm程度になったときです。1袋に2カ所によい苗が1本残るように間引きします。この場合はハサミで切って間引くか、残す苗の株元を軽く押さえて他の苗を抜き取ります。
ポットにタネまきして発芽させた場合は、本葉が3枚程度に展開したタイミングで1袋に2本の苗を定植します。

6月摘芯

定植後、本葉が4〜5枚展開したころに主茎の芽の先を摘芯し、多くの側枝を伸ばすようにします。摘芯をすれば、マメをつける枝が増えるので、収量が増加します。
マメ科の植物は根につく根粒菌と共生して空気中のチッソを固定して利用するので、チッソ肥料が少なくて済みます。潅水は株の生育に合わせて量を増やしていきます。
また、エダマメにはカメムシがつくことがありますので、見つけ次第駆除してください。

エダマメの摘芯

7月収穫

収穫適期の期間は短いので、この日数を考慮して3〜5日内に収穫します。収穫が遅れるとマメがかたくなってしまいます。
ふくらみが目立ってきた莢を手で押さえて、中のマメがはじけて飛び出るようになった時期が収穫の適期です。根ごと株を掘りとるか、株元をハサミで切って収穫します。