芝
タキイの緑肥・景観用作物
- マークの見方
ヘアリーベッチ
- 早生
ナモイ
- 草丈40〜50(ほふく性)
- 緑肥
- 障壁
- 転作
- 景観
果樹園・転換畑の雑草抑制に!
特性
- アレロパシー効果で雑草の発生をよく抑制する。果樹園の下草などに効果大。
- 日陰でも生育良好で、排水がよければ土をほとんど選ばない。
- 土壌に対する適応性が大きく、pH4.9〜8.2で生育が可能。
- つる性で100〜200p程度伸びるが、ほふくした場合の草高は40〜50p。
栽培ポイント
播種期 |
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播種量 | 3〜5kg/10a。播種後、3〜5cmの覆土をして鎮圧する。 |
施肥基準 | 10a当たりリンサン4〜5kg、カリ4〜5kg。チッソは原則として不必要。石灰を施してpH6〜7に矯正する。 |
すき込み方法 | チョッパーやハンマーモア・フレールモアなどで細断し、プラウやロータリーですき込む。作物が小さい場合や、柔らかい場合は、ロータリーでそのまますき込むこともできる。 |
- 晩生
ウインターベッチ
- 草丈50〜70(ほふく性)
- 緑肥
- 障壁
- 転作
- 景観
積雪地帯にもおすすめの緑肥!
特性
- 越冬性に優れ、積雪地帯での利用に適する。
- 晩生で生育期間が長いため、有機物量が豊富。
- アレロパシー効果が高く、雑草抑制効果が期待できる。
- 果樹園の下草や水田・大豆の裏作に適する。
栽培ポイント
播種期 |
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播種量 | 3〜5s/10a。 |
- アレロパシーとは
- ギリシャ語の allelo(お互いの)と pathy(感じる)から合成された用語で、日本では他感作用と訳されている。元々の定義は、植物が放出する物質によって、他の生物(植物・微生物・昆虫や小動物など)が何らかの作用を受ける現象であった。古くから薬草として利用されてきた植物も多く、タバコのニコチン、除虫菊のピレトリンなどはよく知られる殺虫成分である。
- ヘアリーベッチのアレロパシー作用
- ヘアリーベッチを含むVicia 属植物にシアナミド(Cyanamide)が含まれることが(独)農業環境技術研究所で明らかにされ、アレロパシーに関与していると推定されている。