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野菜なんでも百科

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オクラ

種
  発芽
発芽
  花
  なり姿
なり姿

オクラの家系図(出身地)

  東北アフリカ原産とされています。古くは、エジプトで紀元前13世紀ごろの栽培記録が残っています。その後、アジア熱帯地域へ伝播し、重要な野菜としての地位を築きました。新大陸へは17〜18世紀に伝播したとされ、アメリカでは19世紀ごろから広く栽培されるようになりました。


オクラが日本に上陸したのは?

  わが国に渡来した時期は、中国を経て幕末から明治初期ごろと見られます。


オクラの住みやすい環境

  熱帯性の1年生作物ですので、高温、強光下でよく生育します。
発芽適温
  25〜30℃。
生育適温
  20〜30℃。


オクラの生育

  2時間程度まで浸水処理し、以後は湿らせた紙の上に置き、乾かさないよう12時間以上経過させるといいでしょう。しっかり浸水します。
オクラは発芽後、丸型の子葉が2枚展開し、15〜25日で第1葉を展開します。その後の新葉の展開は、3〜5日おきで、気温の上昇とともに早まります。1番花は、播種後45〜50日で4〜5節目につき、クリーム色の清楚な花を咲かせます。オクラの花は1日花で、早朝から開花を始め、夕方にはしぼんでしまいます。
  1番花開花までの生育は緩慢ですが、以後の生育は、気温の上昇とあいまって、生育スピードも早まります。生育が順調に進んだ場合、播種後70日で収穫が始まります。1番果は開花してから収穫までにやや日数がかかりますが、盛夏の時期には3〜4日で収穫できます。
  栽培は降霜時期まで可能で、4月に播種して10月まで栽培した場合、開花節位は約40節に、草丈は2〜3mまで生育します。霜にあたると、生育は著しく阻害され枯死します。


オクラの作型

(近畿)

作型 播種期 収穫期
半促成栽培 2月下旬〜3月下旬 5月下旬〜10月中旬
トンネル栽培 4月上旬 6月上旬〜10月中旬
露地栽培 5月上旬 7月上旬〜10月中旬

オクラはどのような土を好む?

  土壌の適応範囲は広く、土質はあまり選びません。ネコブセンチュウの被害が大きいため、畑地よりも水田土の方が適しています。根が直根性なので、耕土が深く有機質に富む土壌の方が生産性は高くなります。


関連情報

  • 品種カタログ
  • 病害虫・生理障害情報
  • 栽培マニュアル
  • 料理レシピ
  • 資材一覧