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野菜なんでも百科
シュンギク
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シュンギクの家系図(出身地)
シュンギクは地中海沿岸が原産で、東アジアで野菜用に改良され、室町時代末期に日本へ導入されました。
シュンギクの分類
1.大葉
葉は大型で、葉縁の欠刻(切れ込み)が浅くて少ない葉形です。葉肉が厚く、葉色は鮮緑です。中葉と比べて葉がやわらかく、苦みが少ないです。鍋物だけではなく、レタスなどと組み合わせるとサラダとして生でもおいしく食べられます。
2.中葉
欠刻が深く大きい葉形で、最も広く栽培されています。大きく分けて二つのタイプがあり、一つは側枝の分枝が多く、根元から株が張る株張り型の品種で、もう一つは節間が伸長しやすく主茎・分枝を継続的に摘みとっていく摘みとり型の品種です。
シュンギクは地方によって品種・栽培方法が異なる
シュンギクの品種は地方によって嗜好が異なっており、一般に関東では欠刻の深い中葉種、関西では西に向かうにつれ、中葉から大葉が好まれています。
また、関西では根付き出荷が多く、節間伸長しない品種が好まれることから、株張り型の品種が多くなります。関東では、節間の伸びにとらわれない傾向があり、逆に節間の伸びることを利用して、摘みとり栽培が多くなります。
シュンギクの住みやすい環境
発芽適温
15〜20℃で、比較的低めの温度を好み、35℃以上の高温、10℃以下の低温では発芽が著しく悪くなります。
生育適温
15〜20℃で冷涼な気候を好み、30℃を超えると生育が阻害されます。
土壌酸度
土壌が酸性になると生育が悪くなるので、pH6.0くらいを目標に酸度を矯正します。
シュンギクのトウ立ち(抽苔)はなぜ起きるか?
シュンギクは高温・長日条件で抽苔・開花します。日長が長い5〜8月は特に抽苔しやすくなります。