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野菜なんでも百科
メロン
種 |
発芽 |
花 |
なり姿 |
メロンの家系図(出身地)
メロンはウリ科作物です。原産地は、北アフリカ、中近東、東アジアといわれています。南欧やエジプト方面に広まって改良されたものが、今日のヨーロッパ系メロンであり、東方の中国に伝わって発達したものがマクワであるとされています。
メロンが日本に上陸したのは?
ヨーロッパ系メロンは明治中後期に、アールスフェボリットは大正14年に導入され、その歴史は比較的新しいと分かります。一方、マクワやシロウリは弥生時代に渡来したといわれています。
メロンの特性
メロンは果菜類の中でも根の酸素要求度が高い作物で、床土や畑土は通気性と排水性がよいものでなければなりません。また、特にネットメロンでは、着果後からネット入り前後の温度と水管理が非常に大切です。
収穫は同じ果菜類のナス科作物やキュウリと異なり、同一時期、短期間の収穫になるため、一発勝負の感が強くなります。
メロンの住みやすい環境
発芽適温
15〜42℃の範囲で発芽はしますが、発芽適温は25〜30℃で一斉発芽を心掛けます。
生育適温
メロンの根は浅根性で、数本の太根から多数の細根が深さ10〜15cmのところに張ります。適地温は20〜25℃で、根毛発生の最低温度は14℃、最高は40℃です。地上部の日中の適温は25〜28℃、夜間18〜20℃です。
メロンの花芽分化
メロンの雌花は側枝の第1節に、雄花は主枝に着生します。雌花の花芽分化時期は、最上の展開葉の6〜7節上、すなわち第5葉の展開時には、11〜12節の側枝の第1節の雌花分化が始まっていることになります。よって、定植時の植え傷みなどにより、雌花の着生が不安定になったり、雌花の大きさが小さくなったりすることがあります。
メロンの着果節位による果実への影響
メロンの着果節位は、タイプや品種により多少の違いはありますが、11〜15節を基本とします。低節位着果は、株が十分できていない時期の着果になりますので、小玉で偏平果になりやすくなり、高節位着果は大玉にはなりますが、長玉で糖度が低くなる傾向があります。
メロンのネットはなぜできるのか?
果実が肥大する過程で表皮部分の生育が止まり、果肉のみが肥大する時期(硬化期)があります。このときに表皮にヒビが生じ、このヒビ割れをふさぐためにできたのがネットです。交配後、18日目ごろからネットが縦に入り始め、次に横ネットが入り、10日ほどで全体に回ります。