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カボチャ

種
  発芽
発芽
  花(雌花)
花(雌花)
  なり姿
なり姿

カボチャの家系図(出身地)と品種分化

セイヨウカボチャ(Cucurbita Maxima.)南アメリカのペルーが原産と言われ低温に強くデリシャス、ハッパード、バターカップなどの品種は非常によい品質です。
ニホンカボチャ(Cucurbita Moschata.)北アメリカと南アメリカが原産と言われ高温多湿地帯で旺盛に生育しますが、最も低温に弱い性質です。
ペポカボチャ(Cucurbita Pepo.)北アメリカが原産と言われ果実は大きさ、形、果色、果皮の外観、果肉の色、果肉の構造が変異に富みます。
ミキスタカボチャ(Cucurbita Mixta.)起源は北アメリカ。果肉薄く繊維質で水っぽく、食味が悪く粗い食感です。
フィシフォリア(クロダネカボチャ)雌花先熟で生育初期に開花する雌花は受精しにくくつるボケしやすい品種です。

カボチャが日本に上陸したのは?

  天文10年(1542年)にポルトガル船が九州の豊後に漂着、同17年(1549年)貿易の許可を求めてカボチャを献じました。天正4年(1573年)長崎に入り、広く農家で栽培されました。
  西洋カボチャは文久3年(1863年)にアメリカ合衆国より伝来し、明治初年(1868年)開拓吏が多くの品種を導入しました。


カボチャの住みやすい環境

  温暖作物でウリ科の中では最も低温に耐えます。
発芽適温
  25〜30℃。最低発芽温度は12℃、最高発芽温度は40℃です。
生育適温
  17〜20℃。洋種カボチャは日本種カボチャよりやや冷涼を好み、平均気温23℃(中間地の7月上中旬)を超えると、草勢が弱くなりでんぷんの蓄積が悪くなります。
土壌適応性
  適応性高い。カボチャは吸肥力が強くつるの伸びとともに根が伸びるので、根圏域が広いといえます。
土壌酸度
  pH5.5〜6.8が好適です。


カボチャの開花習性

  雌花は単性花で雌花節以外はすべて雄花が着生します。
  雌花の出かたは品種により差異はありますが4〜5節サイクル、ただしペポ種には節成性のものがかなりあります。
  雌花分化は低温と短日によりますが、洋種カボチャはほとんど低温で分化し、日本カボチャは低温のほか、短日が補助的に関与します。


関連情報

  • 品種カタログ
  • 病害虫・生理障害情報
  • 栽培マニュアル
  • 料理レシピ
  • 資材一覧