ダイコン(夏秋まき)


地ごしらえ、タネまき
日当たり、水はけのよい場所を選びます。粗起こしの時に苦土石灰を施し、土とよく混ぜてpHの調整をします。堆肥など有機物の未熟なものは、又根になる原因となるので、前作で十分施しておくようにします。pH調整後、元肥を全層に施して土をよく砕き、畝を立てます。
1m幅の畝なら2条にまき溝をつけ、25〜30cm間隔で1カ所5〜6粒、間をあけてタネをまきます。1cm程度の覆土をした後、十分に水やりしておきます。にわか雨などでたたかれないよう、芽が出るまで不織布などをかけておくとよいでしょう。
1m幅の畝なら2条にまき溝をつけ、25〜30cm間隔で1カ所5〜6粒、間をあけてタネをまきます。1cm程度の覆土をした後、十分に水やりしておきます。にわか雨などでたたかれないよう、芽が出るまで不織布などをかけておくとよいでしょう。
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マルチングをした中央の畝は、マルチなしの両側より生育がそろっている。


間引き、追肥、中耕、除草
本葉2〜3枚のころに1回目の間引きをして、1カ所2〜3株にします。2回目は本葉5〜6枚ごろに行い、1カ所1株にします。
1回目と2回目の間引き後、条間に肥料溝をつけて追肥します。また、畝の表面を軽く削って雑草を取り除き、追肥の覆土と株の倒伏防止を兼ねて土寄せをしておきます。
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このころに1回目の間引きを行う。
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1回目の間引き、1カ所2〜3株に。
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間引き後、条間に肥料溝をつける。
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1回目の追肥(化成肥料)。
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肥料の覆土を兼ね、株元へ土を寄せて倒状を防止。
病害や生理障害
本葉が出始めたら、シンクイムシとアブラムシの発生に注意します。発芽時に適宜薬剤で予防するか、発生初期に駆除しておきます。また、ウイルス病や萎黄病には、耐病性の品種を利用しましょう。
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黒腐病。湿りすぎの畑で出やすい。
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ホウ素欠乏。乾きすぎの畑で出やすい。
収穫
品種によって収穫時期は異なります。よく太ったものから順次収穫します。あまり遅くまで畑に置くと、露出部が霜で傷んだり、裂根や老化によるス入りが発生したりするので注意しましょう。