ミニトマト・中玉トマト
畝作り・植え付け・誘引
畝作りは大玉トマトに準じますが、茎や葉がやや小振りなものが多いので、株間は35〜40cm程度にします。植え付け・誘引も要領は大玉トマトと同様です。
芯止まり性でない品種の整枝法
芯止まり性の品種は、第2花房が出ると主枝の伸びが極端に鈍ります。そのため第1花房直下の強いわき芽を残し、そこより下のわき芽は摘み取り、あとは放任します。
「千果」や「フルティカ」など芯止まり性でない品種は、1本仕立てにします。発生するわき芽は、すべて早めに摘み取って、主枝だけを伸ばします。特に花房直下のわき芽が強く伸びるので、その摘み取りは早めに行います。
主枝は第7花房と一緒に摘み取って、第6花房まで収穫するようにします。
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わき芽を放任していると最後はこんな結果に…。
追肥・敷きわら
第1果房の果実が着色しはじめたころに1回目、その後20〜30日おきに2〜3回化成肥料を1m2当たり20gを目安に追肥します。
梅雨明け後、植え付け後に敷いたわらやマルチングの上から敷きわらを追加して、畝の乾きと地温の上昇を和らげてやります。
雨よけ
裂果を防ぐために、梅雨時にビニールで雨よけをすると効果があります。
収穫
十分に熟した果実から収穫します。過熟になると裂果しやすいので注意します。
また、収穫は朝のうちの果実温度が上がるまでに行い、冷蔵庫の野菜かごなどに入れておきます。