トウガン
![](img/ttl_01.jpg)
![](img/ttl_02.png)
苗作り
4月上中旬に、9cm(3号)ポットにタネをまき、ビニールトンネルで保温して苗を作ります。本葉1枚ごろ1株に間引き、本葉2枚ごろ、大きめのポットに鉢替えしておきます。
![苗作り](img/di01.gif)
地ごしらえ、植え付け
日当たりのよい場所を選び、堆肥と苦土石灰を施して、粗起こしした後、元肥を全層に施して、3mくらいの広幅の畝を立てます。
苗が本葉5〜6枚になったら、巻きひげが出る前に植え付けます。株間は80cmくらいを目安に根鉢を崩さないよう浅植えにします。高温を好むので、ホットキャップをかけたり、ビニールで覆ってやると、初期生育が早まります。
苗が本葉5〜6枚になったら、巻きひげが出る前に植え付けます。株間は80cmくらいを目安に根鉢を崩さないよう浅植えにします。高温を好むので、ホットキャップをかけたり、ビニールで覆ってやると、初期生育が早まります。
![地ごしらえ・植え付け](img/di02.gif)
整枝、摘芯
親づるは6〜7節で摘芯し、生育のよい子づるを4本残し、ほかの子づるは摘み取っておきます。子づるは10節くらいまでに第1雌花をつけ、その後、4〜5節おきに雌花をつける性質があります。第1雌花は果実の形が悪かったり、早くならせると、つるの伸びが悪くなるので、17節前後の雌花から着果させます。
![整枝・摘芯](img/di03.gif)
追肥
植え付け半月くらい後と果実が太り始めたころに施します。トウガンは吸肥力が強いので、肥料切れを起こさないように注意します。生育の状況を見て、果実が太ってからでも追肥をした方がよいときもあります。
![追肥](img/di04.gif)
病害虫の防除
比較的病害虫には強いのですが、高温期になると、うどんこ病やダニ類やアブラムシなどが発生します。
人工受粉、収穫
果実を確実に着果させるために、朝のうちに人工受粉をして確実に着果させます。開花後約1カ月(小さいものなら25日くらい、大きくなるまで圃場におくなら45日くらい)で収穫できますが、果実の表面に白粉が十分についてから収穫すればよいでしょう。ただしタキイの「姫とうがん」のようなワックスタイプで表面に粉が出ないものは、日数と大きさ(約1.5kg)で判断します。
収穫間近のトウガン。