ソラマメ
苗作り
直まきもできますが、発芽や初期生育をそろえるために苗作りをした方が得策です。
9cm(3号)ポットに2粒ずつ、おはぐろ部分(へそ)を斜め下にして豆を立て、3分の2ほど培養土に埋め込み、水やりしておきます。タネを水に漬けたり、横に寝かせてまいて覆土したりすると、腐らす原因となります。
地ごしらえ
堆肥と苦土石灰を粗起こしのときに施してpHの調整をした後、元肥を全層に施し、幅100〜120cm程度の畝を立てます。根に根粒菌が寄生して空気中のチッソを利用するので、肥料は控えめに施します。
植え付け
本葉2枚のころ、根鉢を崩さないようポットから抜き取って、根鉢の表面が見える程度に浅植えにします。株間は40cm程度にし、十分水やりをしておきます。
霜が降りるようになると株元へ切りわらや枯れ草を敷いて、根の生長を促します。
霜が降りるようになると株元へ切りわらや枯れ草を敷いて、根の生長を促します。
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育苗後、植え付け適期まで育った苗の状態(土を除いた状態)。
中耕・土寄せ、追肥
1月上旬ごろと3月になって茎の伸長が始まったら行い、倒伏を防ぐため、株元へ土寄せします。
蕾が膨らんで開花し始めたら、根を切らないように畝の肩部に置き肥にし、覆土しておきます。
茎の整理
茎が多く出て込みあってきたら、遅く出てきた貧弱な茎は切り取って、1株7〜8本立ちにし、全体の日当たりをよくしておくと莢つきがよくなり、子実も充実します。
収穫
莢が下向きになり、光沢が出てきたら収穫できます。
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収穫期を迎えたソラマメ。