農業・園芸用語集

あ
●アーチ仕立て(アーチしたて) | ●ISTA(アイエスティーエー) |
●青枯病(あおがれびょう) | ●赤玉土(あかだまつち) |
●アザミウマ | ●穴肥(あなごえ) |
●亜熱帯(あねったい) | ●油粕(あぶらかす) |
●アブラムシ | ●雨除け栽培(あまよけさいばい) |
●荒木田土(あらきだつち) | ●アレロパシー |
●暗渠排水(あんきょはいすい) | ●アンモニア態窒素(アンモニアたいちっそ) |
アーチ仕立て(アーチしたて)
アーチは弓状の門のこと。つまり、その形に植物を仕立てるやり方をいう。つるバラやそのほかのつる性植物を誘引し絡ませる。または、生け垣などを直接刈り込んでアーチ状につくり上げる場合もある。
ISTA(アイエスティーエー)
国際種子検査協会。スイスのチューリッヒに本部を置く、国際的な種子の検査方法などを定める機関。設立は1924年。タキイ種苗では2005年に、サンプリング、異種種子の粒数検査、純潔検査、発芽検査において、同協会の認証を取得している。
青枯病(あおがれびょう)
この病気は土によって伝染し、導管部が侵されて先端から萎れ、ついには枯死する。ナス科の作物が連作できない原因の一つになっている細菌性の病害である。連作を避け、圃場の排水を図り、被害株は早く抜き取って処分する。
赤玉土(あかだまつち)
有機質を含まない赤土の乾燥したもの。水はけ、通気性が良く、反面水もちも良いので鉢物用として使われる。酸性土。
アザミウマ
針の先端ほどの大きさで、乾燥すると発生しやすい。葉や果実、花などの植物組織を壊しながら汁液を吸い取るようにして加害する。ウイルス病を媒介することもある。
穴肥(あなごえ)
追肥を施す方法の一つで、棒などで植物の根元から少し離れた場所に、深さ12~15cm程度の穴をあけ肥料を施す。果莱類でよく行う。
亜熱帯(あねったい)
野菜茶業研究所が野菜の作型成立の基本的要因として気温で分類した地域区分のうち、沖縄県全域を含む南西諸島および伊豆諸島の一部、小笠原諸島を指す。年の平均気温が18℃以上の地域である。
油粕(あぶらかす)
油をしぼり取ったあとの粕(かす)を油粕といい、遅効性の肥料として用いられる。油をしぼった作物によって、ダイズ油粕・ナタネ油粕・ゴマ油粕などという。
アブラムシ
口針で植物の樹液を吸う害虫の一種で、種類がいろいろある。若い茎葉につきやすく、ウイルス病も媒介するので注意が必要。初期の防除が大切。
雨除け栽培(あまよけさいばい)
トマトやホウレンソウなどの栽培方法の一つで、ビニールハウスで屋根部だけビニールを張ったり、パイプで簡単な雨除けをして栽培管理を行う。病気の発生が少なく、良品多収となる。
荒木田土(あらきだつち)
田土と同じ
アレロパシー
ある植物から放出される化学物質が、他の植物や微生物、昆虫などに何らかの影響を及ぼす現象。他感作用とも呼ばれる。この現象を利用したものの例として、コンパニオンプランツがある。
暗渠排水(あんきょはいすい)
地中に、穴あきパイプ・そだ※・もみがらなどを埋め込んだ暗渠を設け、圃場の排水を図ることをいう。※そだ:直径数cm程度の細い木の枝を集めて束状にした資材
アンモニア態窒素(アンモニアたいちっそ)
窒素(ちっそ・N)は、りん酸(りんさん・P)・加里(かり・K)とともに、特に重要な肥料成分であるが、窒素肥料は硝酸態(しょうさんたい)・アンモニア態・有機態(ゆうきたい)の三つに大別される。アンモニア態窒素は、そのまま植物に吸収もしくは硝酸態窒素に変化してから吸収される。