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●追肥(ついひ) | ●接ぎ木栽培(つぎきさいばい) |
●辻成り(つじなり) | ●土寄せ(つちよせ) |
●蕾授粉(つぼみじゅふん) | ●蔓おろし(つるおろし) |
●つる枯病(つるがれびょう) | ●蔓ぼけ(つるぼけ) |
●蔓もち(つるもち) | ●つる割病(つるわれびょう) |
追肥(ついひ)
作物の生育期間中に施す肥料。肥料の種類や量、施肥の回数や時期は、作物の種類、気候、土壌、生育状況により異なるが、一般には速効性肥料を用いる。
接ぎ木栽培(つぎきさいばい)
寒さや病気に強くするため、あるいは生育を強くして収量を増すなどのために、病気に強く生育旺盛な台木を利用して接ぎ木を行い栽培する。トマト・ナス・スイカ・キュウリ等、広く行われている。
辻成り(つじなり)
スイカにおいて時に10節前後に着果することがあり、この果実を辻成りという。たいてい奇形あるいは空洞果で、一般に15〜20節以上に着果したものでないと、一人前の正常果とならない。
土寄せ(つちよせ)
作物の株元に土を寄せる作業をいう。一般には株もとを保護するために軽い程度に行うが、根深ネギの長い白根は、特に深い土寄せでつくられる。
蕾授粉(つぼみじゅふん)
自家不和合性系統における自殖の種子を得るための手段(不和合性・ふわごうせい)。ピンセットにより、蕾の時に授粉することをいう。
蔓おろし(つるおろし)
キュウリ栽培の作業の一つで、蔓の伸びにつれて蔓を引きさげる。この作業を蔓おろしという。
つる枯病(つるがれびょう)
一名キャンカーともいわれ、ウリ類に被害を及ぼす。多湿のときに、蔓の根もとが侵され赤褐色の液をにじませる。ついにはしおれて枯死する。
蔓ぼけ(つるぼけ)
スイカ・メロン・カボチャなど、蔓もの野菜の場合、蔓や葉が茂りすぎて開花や着果が妨げられる状態を、蔓ぼけ現象という。
蔓もち(つるもち)
スイカ・メロン・カボチャなど、蔓もの野菜の場合、栽培後半期の生育の強さを示す用語で、後半期に生育や果実の発育が弱まるものは、これを蔓もちが悪いといい、反対に元気な状態を持続するものは、これを蔓もちがよいという。
つる割病(つるわれびょう)
ウリ類の重要な土壌病害の一つで、葉がしおれ黄化し、やがて枯死する。防除は、カボチャ、カンピョウを台木にして接ぎ木することにより防ぐことができる。