農業・園芸用語集

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五十音リスト
二重鉢(にじゅうばち) ニジュウヤホシテントウムシ
日射量(にっしゃりょう) 日長反応(にっちょうはんのう)
二年草(にねんそう) 乳剤(にゅうざい)
尿素(にょうそ)
二重鉢(にじゅうばち)

植物が植わっている鉢を、鉢のままそれより大きな鉢に入れ、その間に詰め物をすること。鉢土の温度を高すぎたり低すぎたりしないように保ちたい場合や、鉢土を乾きにくくする場合に行う。詰め物の種類や扱い方は、その場合によって異なる。

ニジュウヤホシテントウムシ

この害虫は成虫・幼虫ともに加害する咀嚼口(そしゃくこう)をもった甲虫の一種で、成虫は半球形、羽に大小28個の黒点がある。ナス科作物に被害をもたらす。

日射量(にっしゃりょう)

太陽光線の強さをカロリーで表すもので、太陽光線を直接計る直達日射量と、天空全体からの光を計る全天日射量とがある。農業上では後者で考えることが多い。

日長反応(にっちょうはんのう)

日の長さに対する植物の反応のことで、明期の長さ(植物が感じるのは暗期の長さ)によって、花芽分化(花のもとが作られること)や抽苔が左右されること。

二年草(にねんそう)

タネをまいてから満1年以上、2年以内に開花してすぐ枯れてしまう草花のこと。多くの二年草は一年目は葉をロゼット状にして冬を越し、二年目に開花する。環境により本来二年草であるものが一年草や多年草のような生活環を示す場合もある。

乳剤(にゅうざい)

農薬のうち、水に溶けないが油類にはよく溶ける有効成分は、乳剤として実用に供する。水で薄めると、ちょうど牛乳のような白濁した液が得られる。これを乳濁液と称し、噴霧器などを用いて散布する。乳剤は殺虫剤に例が多い。

尿素(にょうそ)

炭酸ガスとアンモニアを加圧・加熱して製造する肥料で、窒素46%を含むもの。田畑に施用する他、0.5%くらいの溶液として葉面に散布し、葉面から吸収されるのにも用いられる。